郡山市の地域墓地にて、古くなったお墓のリフォーム工事
こんにちは! 福島県一円にてお仕事をさせていただいております、お墓のTRY(トライ)です。郡山市の地域墓地にて、古くなったお墓のリフォーム工事をさせていただきました^^
郡山市 地域墓地 リフォーム(石碑の建て替え・外柵組み直し)
郡山店から車で20分ほどの場所にある郡山市内の地域墓地で、お墓のリフォームのご相談をいただきました。お墓にお悩みのところがあるとのことで、ご一緒に現地確認に向かいました。
こちらがご相談のお墓です。昔ながらの和型の石碑とお地蔵様、右手に墓誌と、奥には物置き石とベンチもあるとても広い敷地です。土台の外柵部分は地元の安山岩系の石で作られているようで、汚れでかなり黒ずんでおり、継ぎ目が割れているところも見られました。お客様はお墓の汚れも気になっておられて、広くて草取りが大変なこともあり、「きれいに維持できる方法はないかな」とお悩みでした。
石碑も外柵と同様で安山岩系の石で作られていましたので、御影石に比べるとどうしても汚れが付きやすい面があります。クリーニングなどで一旦汚れを取り除いても、数年でまた汚れてしまうことになるため、石碑と納骨室はこの機会に新しくすることになりました。外柵の方は一旦取り外し、クリーニングをして汚れを取り除いて、改めて組み直すことにしました。
工事の前に、魂抜きをしていただきました。ご遺骨を取り出して一旦保管の上、工事スタートです。
まずはお墓の取り外しを進めて、再度据え直すものについては今回は現地で高圧洗浄機でクリーニングを行いました。
外柵の組み直しのようすです。一旦取り外してきれいにしたあと、水平を取って組みなおしています。内側に鉄筋コンクリートを打つので、外柵の石にこのように鉄筋を差し込んで、コンクリートとガッチリ固定、土台のズレを防ぐ構造にしました。
外柵の石を組み直したら、内側に基礎を打つ準備を進めます。地盤を固めて鉄筋を組みました。パイプは水抜き穴です。コンクリートを流し込んだらしばらく養生期間をおいて、外柵の石としっかりと固定された、頑丈な基礎が完成します。
完成した基礎の上に、石の据え付けが始まりました。クリーニングを終えた墓誌の台座や、新しく作成したお墓の土台の石を設置しています。
お墓の土台部分の据え付けが進んでいます。お墓を後ろから見たところで、耐震ボンドをたっぷりと塗布してこれから納骨室後ろの壁石を設置するところです。費用面からもなるべく石の使用量を抑えつつ、かつ納骨室内に湿気が溜まらない乾式工法で、中央の納骨室から左右の外壁まで空気を循環できる構造になっています。
石碑の土台の部分を据えました。ここでも耐震ボンドをしっかり使用しています。石碑を設置して、全体の目地入れを行い、香炉や花立なども設置、お地蔵様と墓誌などを据え直したら完成です。
工事完了です! 広い敷地にあわせて、歩きやすいように大きめの踏み石をご用意しました。
郡山店には常時20基ほどのお墓を展示しており、今回はその中にお客様のイメージに近いものがありましたので、それをもとに図面を作成してご提案しました。横幅もあってボリュームがあり、風格のあるお墓です。お花立は左右一対と、別途で三連花立を一対ご用意、踏み石部分はデザイン性のあるすべり止めを施しました。石碑の左右やお花立、門柱にもある縦のラインがすっきりとした印象を与えます。
クリーニングをして組み直した外柵もこのとおりスッキリとしました。砂利は、お客様のお好みで粒の小さめな茶系のものを敷き詰めました。
お客様にはとても喜んでいただけました。特に今後お墓を守っていくことになる娘様は、「よかったね!」ととても喜んでくださいました。昨今の地震の影響もあって、高さを抑えた洋型のどっしりとした雰囲気のお墓を探しておられたそうなので、管理しやすくなっただけでなく、そうした面でも安心して受け継いでいっていただけるお墓になりました。
お墓が古くなって、リフォームや建て替えを考える場合、どこにどのくらい手を入れたらよいかは、ご自分で判断されるのは難しいと思います。耐久性や安全性を考えるとすべて作り直すのが一番ですが、費用面のご負担が大きくなってしまいますので、当社では、お墓の石の状態、立地状況などを現地で実際に確認した上で、ご希望やご予算に叶うようにご一緒に方法を考えて進めて参ります。ご興味のある方はどうぞお気軽に、展示場にもお立ち寄りくださいませ^^
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